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タンポポ

最近、文章をまとめずにだらだら書くなー。
今回も長々と書いちまった。

 

盛岡も桜が散り、地面の花もいっせいに咲き始めたわけです。

チューリップとかスイセンとか、スミレとかナズナとか。

そんな中、今回の記事はタンポポについて。

この草は春になると空き地や講義棟の横でまっきいろのカーペットを敷いたように一面に咲き乱れているのをよく目にしますな。

このほとんど、たぶんセイヨウタンポポだとおもわれます。

タンポポには外国からきて定着したセイヨウタンポポの他に、日本にもともといた在来のやつがいます。

よく小学校の課外活動なんかでセイヨウタンポポと在来タンポポのマップを作ろう、なんてのがあるけれど、前者ばかりが見つかるのではないかな。

セイヨウと在来の区別の仕方は総苞外片の形態を見ること。

セイヨウタンポポが反り返っているのに対して、
在来は反り返っておらず閉じているのが特徴。

百聞は一見に如かず

これがセイヨウタンポポ(大半のタンポポはこれ)Dsc02131_2

 

 
そしてこっちが在来のタンポポDsc02130

なんとなくわかったかな?

 

なぜセイヨウタンポポが多いかというと、

・在来は一年に1シーズンしか咲かないのに対し、セイヨウは年中咲ける。
 (夏にも秋にも咲いてるのを見たことないでしょかね)

・在来タンポポの多くは有性生殖なうえに自分の花粉じゃ受精できない(これを自家不和合性という)のに対して、セイヨウは花粉が要らない単為生殖(遺伝的に親と同じ、つまりはクローンを作って子孫を残す)なので繁殖力が圧倒的に高い。

・ひんぱんに環境が変わるような都市化はセイヨウ側にとって進出しやすくなる条件だった(休眠期間が短い、発芽までにかかる時間も短いなど)

などなど。

 

在来タンポポにはカントウ、カンサイ、シナノ、シロバナ、エゾなどがあり、たぶんおそらく写真のはエゾタンポポであるかと思われます。東北~北海道に咲くらしい。

ただ、エゾタンポポも実は単為生殖する。

余談になるが、セイヨウ、エゾの染色体数は3n。
一方のカントウやカンサイは2n。
3nだと正常な花粉を作ることができない。

また、セイヨウタンポポは正常な花粉を作ることができないのに、ハイブリッド種を作りだすこともできちゃったりするのでがんがん増えるわけですな。

在来と交われるのは異常な花粉の中にも運良く受粉能力をもっているやつもいるからで、東京では遺伝子解析したら80%がハイブリッド種だったそうな。

これって、単為生殖しかしないセイヨウタンポポが、遺伝的多様性を確保するための、ひいては生存競争を勝ち抜くための戦略なんだろうなあ。

いやあ、こういうの知ると植物ってスゲー、生き物ってファンタスティックだなあと思いますね。

 

こっちに来るまでは見たこと無かったから、在来をみっけた時には
ちょっと嬉しかったのですよ。

毎年種ができる頃に刈られちまうけど、今年は種を確保して蒔きたい。

そして畑の隅っこに植えたい…なあ。

だめかな。

雑草だもんな。

ハハハ。

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