堆肥

堆肥分析 リン編

先日のリンについての記事の最後に、自分達で積み上げた堆肥の
分析を行うと書きました。今回はその結果編。

昨年の窒素についての分析は残念な結果になったのを
覚えている方もいらっしゃるかと思います。

さあ、リンについてはどうだったのか?

結果から先に言うと、

市販されている一部の堆肥と同程度かそれ以上(である可能性が高い)

ということでありました。
全然含まれていないわけではないのでとりあえず一安心。

今回は昨年の6月3日に積んだものと11月4日に積んだもの、
2つのサンプルを3連で定量しました。

で、6月の堆肥は乾物重で 500~550mg / 100g 、

  11月の堆肥は乾物重で 200~230 mg / 100g でした。

「である可能性が高い」というのは…実はこの値は可吸態リン酸、すなわち無機化されたリンの値であり、有機物中のリン量をも含めた全リン量ではありません。

さらに突っ込むと市販の堆肥は全リン量で値を出しているので、今回の分析結果からでは市販のものと比較することはできません。

しかし、「可吸態リン酸は有機物が分解されて生じたものだから、(堆肥には有機物たくさん含まれているため)全リンの値はもう少し大きくなるだろう」というのが手伝っていただいた先生と院生の方の結論でした。

また、6月と11月の値に大きく差がでているのは、発酵(もしくは分解)期間の差によるところが大きいのか、それとも材料の差※なのかは分かりません。それも全リン量を調べれば分かるとは思いますが…ううむ。

※前者は馬糞の他に山羊糞、鶏糞を少々加え、後者は馬糞のみでした。
他の材料は落ち葉や石灰、木酢など差異はありません。

厳密な比較はできないために断定はできないけれど、
目安として考えるならばまあまあ悪くない結果ではないでしょうか。

  

そして、分析していてよかったなあと思うのは、堆肥の成分が分かったということよりも、2年生が多く来てくれたということ。

ただの分析実験だし…もしかしたらあんまり興味ないかもなあと思っていたので、それがすごく嬉しかった。
俺のレジュメや話す内容はちょっと専門的すぎるときもあるので引いているか、あまり興味を惹くことが出来なかっただろうなと思っていたから余計にね。

 

最近、有農研を引退した後のことをよく考える。

昨日今日とサークル勧誘で一生懸命に1年生に説明する後輩達を見て
ああ、これなら大丈夫だなあと思う今日この頃。

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畑作業 06 06 03

・スイカ定植

・堆肥作り

以下は堆肥作りの過程を振り返ります。

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メモ

ワラや落ち葉をそのまま畑に混ぜると
よくない理由。
 
 
植物は無機態窒素(硝酸態、アンモニア態窒素)
を土壌中から吸収している。
しかし、落ち葉やワラを分解するために微生物が
これらの無機態窒素を消費してしまう。
次第に作物が窒素飢餓の状態になる。

また、分解の際に生じるフェノール性酸や
カルボン酸(=有機酸)、脂肪酸などの生育不良を
起こす物質がダイレクトに影響を与える。
 
 
つまりは。
 
栄養が横取りされてしまう

  ということと

成長しにくくさせる物質が出る

  ということ。

 

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堆肥のこれから

前回は分析結果について考えたこととか
つらつらと書きました。

じゃあ、今日も長いから以下続きます

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堆肥における考察

昨日は堆肥の分析結果がションボリな
結果に終わったことをお伝えしました。

僕達が作っている堆肥は
窒素に関して言えば効果が薄い。

うーん。

以下は長いのでご注意ください。

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僕らの堆肥と分析結果

昨秋に積んだ堆肥も、一昨年の秋に積んだ堆肥も

可溶性窒素はごく少ないものでした。

そして今日は全窒素量を測定。
読んで字のごとく、堆肥の中に含まれる全ての窒素の量です。

この値が高ければ、未分解の有機物に含まれる窒素や、
すぐに吸収されない、ゆっくりと吸収されるタイプの窒素の量が
多いということであります。

ええと、つまり。

全窒素が有るなら今の時点ですぐ吸収される養分は無くとも
畑に入れるなり追熟させるなりすればそういった養分は
増えてくるだろうし、まぁ、じっくり効いてくるという堆肥であると。

そういうことなんですな。
 
 
で、だ。

その全窒素量はというと
 
 
昨秋、一昨年の秋のものもどちらも少ない。
  
  
…ええ。
 
なんとも期待していなかった結果が出ましてですね。

次回は考察に入ります。

ごめんね長くて。

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